野村総合研究所出版 日本の資産運用ビジネス2020/2021
https://www.nri.com/jp/knowledge/publication/fis/jamb
毎年年末の楽しみ?と言えばこちらのレポート。紹介は年始になってしまいましたが日本の資産運用を鳥の目で俯瞰させてくれます。安倍政権の金融緩和政策が導入され運用会社の営業利益は3倍に増えていますが、個人投資家が委託する金額は減っている状況。
また2020年6月に金融庁から出された「資産運用業高度化プログレスレポート」にも触れられておりますが、ビジネスが好調な間にきちんと個人投資家のニーズに応える運用ビジネスモデルに転換せねば、という意識を感じます。
レポートの詳細はこちらhttps://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/20200619/01.pdf
運用会社の受託額は約650兆円ですが、私募投信やFOFの重複があるので、投資家側から見た委託額が実勢に近く、それだと約510兆円なのですね。ざっくり日本のGDPと同じくらいか。メモメモ。
今後はリテール分野の伸びを見込む運用会社が多く、プライベート・エクイティとマルチ・アセットに注力とのこと。
予想通りコロナ禍に対応すべくリモートワークなど進展中でIT部門の増強が課題として認識する運用会社が多く、営業部門については非対面を前提としたビジネスモデルの構築が急がれています。まさにDiagonalの問題意識と一致しており、私たちがお手伝いできる分野です!
セールス・マーケティング部門では特にリード・ジェネレーションについて強い過大意識があることがわかった。(中略)顧客接点拡大のためのコンテンツを拡充し、プル型の営業スタイルを確率できるかが、新規顧客拡大のための鍵となるだろう。
日本の資産運用ビジネス 6ページより抜粋
本日は以上です。