運用会社

GP Stake: オルタナティブ投資業界の合従連衡

みなさま、おばんです。

突然ですが、ここ1〜2年くらいニュースフローを眺めていて、私と同じ感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

また日系の銀行・信託・生保さんが海外オルタナティブ運用会社に出資/提携してる……これは完全に構造変化きてるな。

SuMi TRUST×GCM、SMBC×Ares、みずほ×Apollo/Golub、日興AM(Amova)×Tikehau、野村×Park Square、第一生命×Canyon/M&G、MUFG×AlbaCore(すいません、以下敬称略)……どんどん事例が出てきます。

なんだか「日本の資産運用ビジネス」と「海外オルタナティブ運用会社」の距離が一気に縮まっている印象ですよね。今日はこの流れをたどりながら、

  • なぜ今、日本勢は海外オルタナ投資会社との提携・出資を加速させているのか
  • 個別案件を具体的に見ることで、なにか共通して見えてくる“型”みたいなものはあるのか
  • その裏側で、世界の「GP Stakes(運用会社への出資)」市場で何が起きているのか
  • 日本の運用ビジネスにおいて、この流れをどう位置づけ・整理するべきか

あたりを、いつも通り私の独断と偏見で整理してみます。もし理解に間違い等あれば、その際は何卒ご容赦ください。あくまで私見、ということで。


1. なぜ今「日系×海外オルタナ運用会社」提携が増えているのか

1-1. 日本には「燃料」はあるが、オルタナ投資の「エンジン」が不足している

FinCity Tokyoのレポートなどによれば、日本の家計金融資産は約2,200兆円(約16兆ドル)超なんですが、そのうち5割超が現預金であり、保険等を含めると8割近くが元本確保型という構造になってます。(fincity.tokyo) まあ、この辺りは皆様”耳タコ”かと思いますが。

一方、欧米では年金・基金を中心にオルタナティブ投資比率が拡大しており、日本だけが「伝統資産中心」で取り残されている―という指摘がKPMGなどでも繰り返されています。(KPMG Assets)。

要するに:

  • 燃料(資金)は潤沢だが
  • オルタナ投資に振り向けるエンジン(運用プラットフォームと人材)が国内にあまり配置されてない

というのが、現状の課題整理です。これにもさほど驚きの要素はないでしょう。

1-2. 「資産運用立国」ドライブと規制緩和

ここに政策サイドの問題意識と重なり、動きが出てきます。金融庁・内閣官房は「Japan as a Leading Asset Management Center」を掲げ、

  • 海外AMの日本進出支援、
  • 登録要件の見直し(ミドル・バックのアウトソース容認など)、
  • アセットマネジメント・フォーラムの設置

といった施策を次々打ち出しています。(金融庁)

また、与党議員からはGPIFに対して国内PE・VCへの投資拡大を求める提言も出ており、オルタ投資全体を増やす方向に政策が傾いていることがわかります。(Reuters)

この結果として、「日本マネー × オルタナ運用インフラ」をどう接続するか、というテーマが一気に前面に出てきた―というのが、ここ数年の大きな流れです。


2. 具体例で見る「日系×海外オルタナ」提携・出資

そして、ここからが本題です。課題意識を踏まえ、本邦金融機関でも次々にオルタナティブ運用会社との戦略的提携が増えて参りました。

新聞記事を眺めつつ、案件概要を記憶に留めておけるレベルはすでに超えておりますので、最近の事例をざっと並べて、備忘録的に整理しておきます。(きっと業界の皆さんからは感謝されると想像)

2-1. SuMi TRUST × GCM Grosvenor:プライベート投資のメニュー拡充

2025年4月、住友三井信託グループ(SuMi TRUST)は、米GCM Grosvenorとプライベート市場領域を中心とする戦略的パートナーシップを発表。(GCM Grosvenor)

  • GCM株式の一部(Class A新株)を約5,000万ドル取得
  • GCMのPEシーディング戦略「Elevate」に1億ドルコミット
  • これとは別に、GCMの各種オルタナファンドへの投資および日本投資家向け商品開発で協業

という構造で、

「信託の顧客基盤・フィデューシャリー機能」×「GCMのオルタナ運用プラットフォーム」

という組み合わせで国内投資家向けのプライベート市場・関連商品メニューを厚くする動きを打ち出されています。

2-2. SMBC × Ares Management:クレジット大手へのGP Stake型出資を通じた商品拡大

2020年3月、三井住友FG/三井住友銀行は、米Ares ManagementのClass A株式約1,210万株を取得し、4.9%の持分取得+戦略的提携を締結。投資額は約3.84億ドル。(三井住友銀行)

協業領域は:

  • Aresが手がける商品を日本投資家向けに提供
  • 米国でのダイレクトレンディング業務
  • レバレッジドファイナンス・シンジケーションでの協業

でして、こちらは典型的な「GP Stakeのマイノリティ出資を起点とした商品・案件協業」というスタイルに区分できるかと思います。

2-3. SuMi TRUST × Apollo:ソリューション・バンク化への伏線

さらに遡ること、2022年7月には、先のSuMi TRUSTさんがApollo・AtheneおよびGreensLedgeと戦略的パートナーシップも締結されています。(三井住友信託銀行)

  • SuMi TRUSTがApollo/Atheneのプライベートマーケット・エクイティ戦略に15億ドルコミット
  • GreensLedge(SuMi TRUSTが一部出資するUS投資銀行)も巻き込んだソリューション提供体制の構築

という形で、オルタナ投資×ストラクチャードファイナンス×信託ビジネスを掛け合わせる“ソリューション・バンク”路線の色合いが強い案件に見えます。信託と親和性の高い、ストラクチャード・ファイナンス/資本市場を押さえるという発想がとても素敵です。

2-4. 日興AM(Amova) × Tikehau Capital:アジア特化プライベートアセットJV

2025年2月、日興アセットマネジメント(Amovaブランドへのリブランディングを予定)と仏Tikehau Capitalは、アジア市場に特化したプライベートアセット投資戦略の開発を行う合弁会社「Tikehau Amova Investment Management Pte. Ltd.」をシンガポールに設立と発表。(Mingtiandi)

  • Tikehau:欧州発のオルタナティブ運用グループ(クレジット・不動産・PE等)
  • 日興AM:日本/アジアの販売ネットワーク

という組合せで、

「欧州オルタナの運用技術」×「日系AMのアジア・日本チャネル」

これまで両者になかった新しい商品を生み出すための提携、という別パターンが出てきました。お互いの力を合わせて、新規マーケット(アジア版オルタナ投資プラットフォーム)を作りにいくぞ!という感じで、漫画ワンピースのような冒険心を感じさせる提携。型にハマりがちな金融において、こういう強い意志を感じさせるムーブメントに敬意を表したいと思います。

2-5. みずほ × Apollo:業界特化型・トランジション投資での協業

みずほ銀行は、Apolloが組成したApollo Clean Transition Capital(ACT Capital)への出資・協業を通じて、クリーンエネルギー/トランジション関連のクレジット投資に踏み込んでいます。(みずほグループ)

ここでは、

  • クライメート・トランジション領域の案件オリジネーション
  • プライベートクレジット+ストラクチャードファイナンスを通じた資金供給

をApolloと共同で行うことで、「サステナビリティ×オルタナティブ投資」メニューを増やす狙いが見えます。トランプ政権の動きもあるせいか、世界的にESGやインパクト投資の減速感・需要の低下を感じておりますが、それでも長期的にみれば欠かせないテーマであります。それに先駆けてテーマ特化型で広げていく提携なのでしょう。

2-6. みずほ × Golub Capital:プライベートクレジット特化のGP Stakes案件

2024年10月、みずほFG/みずほ銀行は米プライベートクレジット大手Golub Capitalと業務提携し、同社の無議決権少数持分(5%未満)を取得したと発表。(みずほグループ)

  • みずほは、日本のリテール・富裕層向けの独占的販売パートナー
  • Golubは、プライベートエクイティ・スポンサー向けユニトランシェ等のダイレクトレンディングに強みを持ち、運用資産は700億ドル超

という構造で、これも

GP Stake型マイノリティ出資+日本でのプロダクト独占販売

という教科書的なパターンかと多います。ここでの注目は「無議決権」という提携スタイル。

以前野村HDさんが提携されたアメリカン・センチュリー(ACI)も無議決権でのGPステーク出資でありました。経済的/持分的利益を取ることが優先された訳ですが、結果両者にとって大成功の案件となり、その後の本邦企業と海外運用会社との会話において、重要なインプリケーションとなりました。

無議決権をベースに日本の会社と提携すれば、経営の独立性を確保しながら、お互いのシナジーを活かせるぞ、という一定の”口コミ情報”が経営層に浸透したのでは?と想像。

2-7. 野村 × Park Square Capital:USプライベートクレジットでのアライアンス

そして最近の話題。2025年11月、野村ホールディングスは欧州クレジットの大手Park Square Capitalと、米国プライベートクレジット領域での戦略的アライアンスを発表。(Park Square)

  • 野村はPark Squareの米ミドル・マーケット向けローン・ファンドにアンカーLPとして1.5億ドルコミット
  • Park Squareは、野村US投資銀行部門がオリジネートするユニトランシェ案件へのアクセスを獲得

という形で、「投資銀行のオリジネーション」と「プライベートクレジット運用」を活かしあう、クロス・ビジネス構造になっています。

2-8. 第一生命 × Canyon Partners:クレジット特化のGP Stakes本格版

ここからは第一生命さんの二連発。

2024年3月14日、米クレジット特化オルタナ運用会社Canyon Partnersは、第一生命ホールディングスが同社ビジネスの19.9%の戦略的マイノリティ持分を取得することで合意したと発表しました。CanyonのAUMは約240億ドル(24bn)規模。(Canyon Partners, LLC)

ポイントは:

  • 第一生命による投資額は約2.55億ドルと報じられていること(Insurtech Insights)
  • これとセットで、少なくとも13億ドルの新規資金をCanyonファンド群にコミットすることに合意(transacted.io)
  • さらに、
    • 2027年に持分を51%まで引き上げるオプション
    • 2029年に100%まで取得可能とするオプション
      を有する、段階的買収(ステップ・アップ)構造になっている点(第一生命ホールディングス)

つまり、これはまさに:

クレジット特化型GPへのGP Stake+将来のフル買収オプション付き

という、本邦金融機関には珍しい?完全コントロールを視野にいれた”王道パターン”ではないでしょうか。通常はマイノリティに留めておく、という発想が多い中で、とっても大胆な事業戦略に映ります。段階オプションというのがいいですね。

第一生命にとっては、

  • クレジット/プライベートデット運用の内製化(Feeビジネスのグループ内取り込み)
  • 自社バランスシート/顧客資金を載せるための専用プラットフォーム確保

という戦略的意味合いが非常に強いディールと言えますし、完全子会社化までも視野に入れるというCanyonさんが手がける事業への信任を強く感じる次第です。おまえに惚れたぜ!という情熱を感じるディール。

2-9. 第一生命 × M&G:欧州総合運用ハウスへのストラテジック出資

Canyonに続き、第一生命は英大手運用会社M&Gに対しても15%の持分取得+戦略的提携を進めています。(フィナンシャル・タイムズ)

  • 第一生命は市場買付を通じてM&G株式15%を取得し、最大株主に
  • 今後5年で少なくとも60億ドルの新規フローをM&G商品へ送ることで合意、その半分は高付加価値ストラテジーに配分
  • M&Gはアジア、特に日本の個人・機関投資家へのアクセスを拡大

こちらは先のCanyonに比べるとより「総合運用ハウス」への出資であり、

欧州の高付加価値運用プラットフォームに乗りつつ、自社の国際運用ビジネスも広げる

という世界規模でビジネスを拡大します!という”広さ”を取りにいった案件に思えます。先のCanyonはクレジット市場における、ディストレストも含めた”深さ”を取りに行って、こちらでは広さを取る。世界市場を3Dで構築していく、経営陣の意欲が伝わって参ります。

2-10. MUFG × AlbaCore:欧州クレジットへの踏み込み

一方、MUFGは、豪First Sentier Investors(MUFGの子会社)を通じ、英クレジット運用会社AlbaCore Capital Group株式過半数取得を完了したと公表しています。(MUFG)

  • AlbaCoreはロンドン拠点で、欧州のプライベートクレジット、CLO、ストラクチャードクレジット等を運用
  • MUFG/三菱UFJ信託は、この買収を通じて欧州のオルタクレジット商品ラインアップを一気に拡充

AlbaCoreは2025年にはシニア・ダイレクトレンディング・ファンドの初回クロージングで約18億ドル(レバレッジ込み)を集めたと報じられており、この分野での成長ドライバーとして期待されています。(ウォール・ストリート・ジャーナル)


3. そもそもGP Stakeとは何か(おさらい)

ここでいったん、世界的なGP Stake市場に話を戻します。

有力投資会社Blue Owlさんの説明をお借りしますと、GP Stake投資とは、オルタナティブ運用会社(GP)の持分の一部を取得する投資のことです。(wealth.blueowl.com)

  • 対象:PE、インフラ、クレジット、不動産などの私募ファンド運用会社
  • 形態:普通株、優先株、あるいはマネジメントフィー&キャリーにリンクしたレベニューシェア
  • リターン源泉:
    • 管理報酬・成功報酬というストック型キャッシュフロー
    • GPの自己勘定投資・共同投資からのアップサイド

ざっくり言えば、

ファンド(ビークル)にLPとして出資する」のではなく「ファンドを運用している会社(GP)」のオーナーになる

投資、というイメージです。

3-1. グローバルの主なプレーヤーと市場の拡大

このGP Stakeを専業あるいは重点領域としているのが、

  • Blue Owl(旧Dyal Capital)(wealth.blueowl.com)
  • Blackstone Strategic Partners(セカンダリーとGP Stakesを統合したプラットフォーム)(ION Analytics)
  • Goldman SachsのPetershill、Apollo、KKR など

PitchBookやPrivate Equityニュースによれば、
2020年前後からGP Stake取引件数・AUMは一貫して拡大しており、Blackstoneは第3号GP Stakesファンドで56億ドル規模をターゲットとしているとの報道もあります。(PitchBook)

3-2. セカンダリーとの融合、欧州ミッドマーケットへの拡大

直近のトレンドとして面白いのは:

  1. セカンダリー市場との融合
    • BlackstoneがGP Stakeユニットを、約910億ドルを運用するセカンダリープラットフォーム「Strategic Partners」に統合し、
      セカンダリー&GP Stake&共同投資(Co-investment)」の総合プロバイダーになっている点。(ION Analytics)
  2. 欧州ミッドマーケット向けGP Stakeファンドの登場
    • パリ拠点のArmenが欧州ミッドマーケットGP向けGP Stakeファンドの初号ビークルを約2.7億ユーロでクローズし、既に5件のマイノリティ出資を実行。(penews.com)

つまりGP Stakeは、メガGPを対象とするニッチな特殊投資ではなく、

グローバル・アセットマネジメント業界におけるM&A・事業承継・成長資本拡充を目的とする“標準フォーマット”

になりつつある、というのが正しい現状認識でしょう。


4. 日本から見たGP Stake:3つのルート

それでは、もはや対岸の出来事でなく、すでに足元で起こっているこの流れをどう整理しておくべきか。日本の事業会社・投資家としてこの流れにのるルートは大きく3つありそうです。

4-1. ① 自らGP Stakeを取る:第一生命・SMBC・みずほ・MUFG

ここまでの案件のうち、

あたりは、ほぼGP Stake/運用会社M&Aのど真ん中と言えます。

特に第一生命×Canyonは、

  • マイノリティ出資
  • LPコミット(少なくとも13億ドルの資金供給)
  • 将来の段階的買収オプション

という三点セットで、GP Stakeの王道フォーマットを日本の大手生保がフルに踏襲した事例として象徴的です。

4-2. ② GP StakesファンドのLPとして参加する

公表ベースでLP名がすべて開示されるわけではありませんが、Blue OwlやBlackstoneのGP StakeファンドのLPには、年金・保険会社・ソブリン等の長期資金が多数名を連ねています。(wealth.blueowl.com)

性質上、

  • 長期安定キャッシュフロー(Feeベース)
  • 景気敏感度の低い、ディフェンシブなオルタナ投資会社の事業モデル

という特徴があり、日本の年金・機関投資家がGP StakeファンドのLPとして間接的に「運用会社ビジネス」に乗っている可能性はかなり高いとみられますし、間接的に運用会社を保有する動きは今後も続いていくでしょう。

4-3. ③ 日本のローカルGPが「GP Stakeの売り手」になる未来

現時点ではまだ目立った事例はアドバンテッジ・パートナー/東京センチュリーさんぐらいですが、

  • 再エネ/インフラ
  • 不動産
  • プライベートクレジット
  • 国内中小企業投資

などの分野では、日本発のオルタナティブ運用会社も少しずつ育ちつつあります。(NRI)

今後、彼らがAUMを一段引き上げる際に、

海外GP Stake専業プレーヤーや、日本のメガバンク/生保と組んでマイノリティ出資を受ける

という選択肢が増加・顕在化してくれば、日本ローカルGPが、GP Stakeの売り手側として登場するフェーズに入っていく可能性もありそうですよね。さらに事業承継問題も出てくるかと思いますので。


5. これは「運用会社ニュース」ではなく「運用インフラの再編」ストーリーだ

よって、ここまでをざっくりまとめてみると:

  1. 日本
    • 家計資産は膨大だが、オルタナティブ投資の“エンジン”が不足
  2. 海外オルタナ運用会社
    • AUM拡大とアジア/日本マネーへのアクセスを求めている
  3. 政策
    • 「資産運用立国」「Leading Asset Management Center」戦略でAMビジネスを呼び込み中

という三大トレンドの中で、

  • SuMi TRUST × GCM/Apollo
  • SMBC × Ares
  • Nikko AM(Amova) × Tikehau
  • みずほ × Apollo/Golub
  • 野村 × Park Square
  • 第一生命 × Canyon/M&G
  • MUFG × AlbaCore

といった案件が、個別バラバラの“提携ニュース”ではなく、「日本マネーをグローバル運用インフラに組み込むプロセス」として貫徹したプロセスである、ということがご理解いただけたかと思います。


6. まとめ:日本マネーはどこまで「運用会社そのもの」を取りに行くのか

最後に、なんとか一言で締めるとすれば、

「本邦金融機関×海外オルタナ運用会社の提携・出資ラッシュ」は、日本マネーがプロダクトではなく“運用インフラそのもの”を取りに行くプロセスの始まりにすぎない

という感じかなと思っています。そして今後注目したい論点は:

  • 日本発オルタナ運用会社(インフラ・再エネ・不動産・プライベートクレジット等)が、GP Stakeの対象アセットとしてどのタイミングで本格的に台頭してくるのか
  • メガバンク/生保/大手機関が、GP Stakeを「ディフェンシブな安定インカム資産」としてポートフォリオにどこまで組み入れるのか
  • 規制・税制・人材(特にリスク管理・情報開示周り)が、このスピード感にどこまで追いつけるか

あたりでしょうか。

このあたりは、今後も個別案件が出てくるたびに追いかけつつ、「点」が「線」になり、「面」になっていくプロセスを眺めていきたいと思います。

それでは本日もよい一日を。


参考文献・ニュース(一部)

  • FinCity Tokyo「Japan Asset Management Report」(fincity.tokyo)
  • 金融庁「Promoting Japan as a Leading Asset Management Center」関連資料(金融庁)
  • KPMG「International Asset Management and Investment Funds Review 2023–24」(KPMG Assets)
  • Mori Hamada & Matsumoto「Asset Management Bulletin January 2024」ほか(森濱田)
  • SuMi TRUST × GCM Grosvenor 戦略的パートナーシップ関連リリース(GCM Grosvenor)
  • SMBC × Ares Management 戦略的提携・株式取得リリース(三井住友銀行)
  • SuMi TRUST × Apollo/Athene/GreensLedge 戦略的パートナーシップ(三井住友信託銀行)
  • 日興AM(Amova)×Tikehau「Tikehau Amova Investment Management」設立リリース(Mingtiandi)
  • みずほ × Apollo Clean Transition Capital 関連リリース(みずほグループ)
  • みずほ × Golub Capital 業務提携・少数持分取得リリース(みずほグループ)
  • 野村 × Park Square Capital 戦略的U.S.プライベートクレジット・アライアンス(Park Square)
  • 第一生命 × Canyon Partners 戦略的マイノリティ出資関連リリース(Canyon Partners, LLC)
  • 第一生命 × M&G 15%出資・戦略的提携(各種報道)(フィナンシャル・タイムズ)
  • MUFG/First Sentier × AlbaCore Capital Group 株式取得完了リリース(MUFG)
  • Blue Owl「GP Minority Stakes」「GP Strategic Capital」(wealth.blueowl.com)
  • PitchBook/Private Equity International等によるGP Stakes市場動向レポート(PitchBook)
  • Armen GP Stakes Fund I 関連レポート・ニュース(penews.com)